RIZIN
2018年9月30日、RIZIN.13で行われた那須川天心vs堀口恭司。
RIZIN発足以来、歴史的決戦ともいわれた一戦です。
多くの格闘技ファン・関係者から注目を浴びた試合で、大会はチケットがバカ売れ。
会場のさいたまスーパーアリーナは久々のアリーナレベルまで客席開放しての開催となりました。
那須川天心
現在はキックボクシングプロデビュー後44連勝。
日本キックボクシング界の「神童」という異名が相応しい、
対戦相手を見つけることすら難しいと言われる若き天才です。
堀口恭司
2000年代の格闘技シーンを席巻し、
カリスマ的人気を博した「山本KID徳郁」と同門であった総合格闘家です。
2017年からアメリカUFCよりRIZINに参入。
国内軽量級最強とも言われています。
試合開催の経緯
発端となったのは2018年5月6日「RIZIN.10」で行われた堀口恭司vsイアン・マッコールの試合終了後のパフォーマンス。
試合は堀口はメインで元UFCのイアン・マッコールに試合開始わずか9秒でKO勝利を収めると、試合後のマイクパフォーマンスでリングサイドに座る那須川天心に対してこう投げかけました。
「那須川くん、やろうよ!俺も立ち技最強トーナメント、出ますので。」
この瞬間、会場に大きな衝撃と興奮に包まれました。
総合格闘技の国内軽量級最強と言われる堀口が、那須川と対峙すべく、年末開催予定の立ち技トーナメントへの参戦を表明。
試合前の下馬評は…
まさに国内最強を決める異種格闘技戦は、
2004年12月31日「K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!」で行われた
瞬間最高視聴率31.6%を記録し、
民放の同時間帯の番組では初めてNHKの紅白歌合戦の数字を超えた歴史的一戦
「魔裟斗vs山本KID徳郁」を彷彿とさせる格闘ファン大注目の1戦となりました。
前評判として、ルールがキックボクシングルールということもあり
キックボクシングを主戦場とする那須川天心に対し、総合格闘技を主戦場とする堀口恭司では
那須川天心有利という予想が多くを占めました。
しかし、堀口恭司は空手出身、ファイトスタイルはストライカーで打撃中心の選手で、
打撃によるKOの割合が高いことなどから堀口恭司勝利を予想する格闘技関係者の声もあり、
この試合が決定後、1日で1万枚のチケットが売れるほど注目を集める試合となりました。
3分3R、フルラウンドの激闘
27,208人の観衆を集めたこの大会。
非常に緊張感の満ちた激闘となりました。
結果としては、3分3ラウンドを戦い抜き、那須川天心が判定勝利となりました。
軽量級らしい、レベルは高く見ごたえ十分の試合となりました。
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